新解剖学 第21筋 リンパ節が集中する場所!胸鎖乳突筋をリスペクト

胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)は頸部にある筋肉の一つです。

鎖骨、胸骨から始まり、耳の下の乳様突起に停止しています。
この三つの付着部の名前を組み合わせて、胸鎖乳突筋と名付けられました。

作用としては、片方だけ収縮すると頭が回り、傾けることができます。
頸部の回旋と側屈について、左に回す時は右の胸鎖乳突筋が働き、右に回すときは左のが働きます。
同時に収縮すると、若干の伸展にも関与!
頭部をしっかりと安定させるといった作用にも大きく貢献し、頭が固定されている時は呼吸筋としても作用しているんですよ。

スポーツ動作では、クロールの息継ぎや頭にパンチを浴びるボクシング、人と人がぶつかり合うアメフト・ラグビー・相撲など、いわゆるコンタクトスポーツにおいてとても重要な役割をはたしています。
レーシングドライバーさんにとっても、頭部をしっかりと安定させるために必要な筋肉!

さらにここはリンパ節が集中している場所でもあります。
だから胸鎖乳突筋をよく動かせば、血液やリンパの流れが良くなるとともに、顔の老廃物も排出されるんです。
老廃物がなくなれば、顔全体のむくみがとれてフェイスラインもシャープになり、あごのたるみも解消!?

あとは、猫背や首が真っ直ぐになるストレートネックの原因にもなる胸鎖乳突筋。
鎖骨と胸骨を押さえて上を向いてから横に倒すのを左右30秒ずつやると、予防になりますよ!

医学的にももちろん大事な筋肉ですが、美術解剖学的にも重要です。
頭部や首のスケッチではこの筋肉を描くと急に絵が生き生きしてくるようです。
人物画を描く方は、胸鎖乳突筋への理解を深めることで画力もアップ!

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キャスト:しもっち先生、ほねっち
動画制作:マジ×かる実行委員会
BGM: DOVA-SYNDROME