今回は、篩骨。
篩(ふるい)の骨って書いて、篩骨。
「ふるいにかける」ってよく言いますよね。
篩とは、粉上のものを入れて、そして振って粉と固形物を分ける道具です。
この道具は、多数の細かい網目があり、砂利などを篩にかけると細かい砂と石ころを分けることができますよね。
それが篩ですよ。
さて、篩骨は、どこにあるかというと……ここ。横から見るとここです。
篩骨は頭蓋骨 (とうがいこつ) で、目のくぼみである眼窩 (がんか) と鼻腔の一部をつくる骨なんですよ。
「篩骨は普段意識することは少ないですが、目と目の間にこのような篩骨という骨があることを覚えておいてくださいね」
「し・こ・つ」
篩骨をアップで見るとこんな感じなんですよ。
これは前面から見た篩骨です。
かっこいい形ですね。
篩骨は篩のように骨内に多数のこのような空洞があるために篩骨と呼ばれるようになったらしいですよ。
この空洞は蜂の巣に見えることから、篩骨の蜂の巣と書いて篩骨蜂巣(しこつほうそう)と呼びますよ。
ちなみに私達は昔から穀物を粉砕して皮を分離するために篩を使っていました。
今だと、挽いたコーヒー豆を選別する篩もあるらしいですよ。
https://xenontenter.com/kruve-sifter/
コーヒー作りのチャンピオンも「ドリップのポイントは篩を使って微粉を取り除くこと」といっていますよ。
篩って、今も昔も大切なんですね。
篩骨も、超マニアックだけど、無いと困るんでしょうね。
篩骨の存在を認識して、応援しましょう。
それでは、篩骨を応援よろしく~
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キャスト:しもっち先生、ほねっち
動画制作:マジ×かる実行委員会